内閣総理大臣の国会演説が近年未来志向になったのかは何故か。
この問いをめぐって、行き先が見えないままに、これまで2回小論を書いてきました。
今回は視点を変えて、この問いを念頭に置きつつも、時間という観点から国土計画を見直すことにします。すなわち、過去、現在、未来という3時制と計画構造の関係、その中での未来の機能はどういうものだったのか、どう変化したのかを検討します。
その結果、「第1次形成計画までの未来の前景化が特別なことであったとすれば、第2次形成計画においては普通のこととなり、いわば『未来の日常化』が起こったのではないか」よいうことが考えられました。
歴代国土計画の時制構造はどう変化したか。(クリックすると掲載内容がご覧いただけます。)