国のかたちは首都の姿形に現れます。
日本の首都東京の姿、形、景観づくりを通して、世界に日本のかたちをはっきりとしたメッセージとして送るべきだと考えます。例えば「皇居を世界遺産」にというアイディアはどうでしょうか。
超高層の林立する現代の東京にあって、皇居だけは緑に包まれた庭園の中の低層建築を保つのもユニークです。また、ヨーロッパの首都の宮殿が、華美に装飾的なのとも対照的に、自然と向き合う素朴さを皇居が保ちつづけているのも日本的です。
皇居は既にエコロジカルな空間としての特徴を持っており、都心重要景観地区と考え、景観誘導をすべきと考えます。
これについては、東京都景観審議会が今年の景観計画の中に、皇居を中心とした景観づくりに取り組み、これを景観誘導地区に指定して、この四月から一定の施策を行おうとしています。これが実効性あるものとなることを期待したいと思います。
タイトル:皇居を世界遺産に -東京の姿形について考える <その1>
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