戸沼幸市の部屋

代表理事の発言<No.2013.12>を掲載しました。
タイトル:「21世紀の日本のかたち(69)
   道州制−地域からの国づくり(その5)−中国州もしくは中国・四国州−」



平成23年3月に東日本を中心とした地震発生より2年10月が過ぎようとしています。
被害に遭われた皆様には、一日も早い復旧・復興を心よりお祈り申し上げます。


鳥取、島根、岡山、広島、山口の5県から構成される中国地方は、山陰地方と山陽地方に二分されて捉えられますが、五畿七道の山陰道、山陽道と対応します。
大化改新後、大和朝廷の所在する畿内と北九州、そして大陸を結ぶ回廊としての位置づけされるように重要な地域でした。

平成21年策定の中国圏広域地方計画は、北東アジアのゲートウェイたるべく日本海域を重視するとともに、瀬戸内海を介して対面している四国とは一体たるべしとしています。

幕末から明治維新には、新時代を拓くために奔走した人物を数多く輩出するなど、自然的な特徴や歴史的経緯を踏まえ、中国地方と四国地方が一つのまとまった「州」となれば、人口1,000万人級の堂々たる道州制「中国・四国州」を画くことができます。

21世紀全体を見通した国土、国家像を大胆に構想してもらいたいものです。




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