今回は、宮城県で関わった小学校と大学の建築設計活動についてお話します。
9月末の秋晴れの中、宮城県の旧中新田町(現加美町)の鳴瀬小学校と宮城県大和町に立地する宮城大学(大和キャンパス)を訪ねました。
鳴瀬小学校は、それまでの老朽化した木造校舎を建替え、オープン・スクールを採用し昭和62年3月に完成した町立小学校です。
宮城大学は平成9年に創設された県立大学です。
どちらも構想・計画から完成に至るまでたずさわってきました。
鳴瀬小学校を訪ねるのは約30年ぶりですが、田園風景の中に火の見櫓のある鳴瀬小学校が見え、校庭でボール遊びに興じている子供たちが元気に挨拶してくれました。20世紀から21世紀を跨いで生き生きと活用されている様子に触れたことは、設計者にとっては嬉しいことです。
一方、宮城大学を訪れるのは10年ぶりです。秋学期が始まりアフリカからの留学生も交えて賑わっており、また池に映る大学キャンパスも秋の気配の中で健在でした。
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