平成23年3月に東日本を中心とした地震発生よりまもなく2年をむかえようとしています。被害に遭われた皆様には、一日も早い復旧・復興を心よりお祈り申しあげます。
新春早々、多くの日本人が殺害されたアルジェリア人質事件が起きました。国家の内容とその外皮の強弱、硬軟をめぐる様々な事件を予感させる新年の立ち上がりでした。
国内に目を転じると、いわゆるアベノミクスが内外から注目されております。
このような中で、昨年末から今年にかけて、日本の近代史を担ってきた明治・大正人に続いて、長寿国日本を実現した昭和一桁世代が少しずつ退場しつつあります。
少子高齢化社会とは、出生者よりも死者の多い多死社会です。日本の総人口は平成17年の横ばいから減少局面に入っております。改めて、日本の人口構成を年代別に眺めると、高齢者層に一人暮らしの老人、特に女性に多いことがはっきりと読み取れます。そして若年層に分厚い未婚層があり、迫り上がるように壮年層に向かっています。人口先細りの若年層の動向、未婚の単身世帯が増えていることなどが気になります。
2013年新春、日本社会のプロフィールの中で、人それぞれ、その人の占める時空の位置からの未来像が願望を込めて語り合われていることでしょう。平成25年巳年の春動が、明るい希望の芽吹きにつながるものであってほしいと願います。
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