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国土交通省は
「東京湾の大規模高潮浸水想定」を公表しました。



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国土交通省は、初めての試みとして、東京湾沿岸全域を対象とした高潮浸水計算を実施し、現時点での高潮浸水想定の検討結果を公表しました。

昭和9年の室戸台風級の超大型台風が東京湾を直撃した場合、高潮により千葉県袖ケ浦市から神奈川県横須賀市にかけての地域で1万6,628ヘクタールが浸水するとの試算結果を公表した。
また、今世紀末に地球温暖化で海面上昇が進んだ最悪のケースでは、さらに被害が拡大し、浸水面積は2万7,630ヘクタールに及ぶとしている。


詳細については、
東京湾の大規模高潮浸水想定(H21.4.2付報道発表資料) でご覧になれます。


※室戸台風(むろとたいふう)
1934年(昭和9年)9月21日に西日本を中心に大きな被害を及ぼした台風。死者2,702人、不明334人、負傷者14,994人、全壊家屋3万8,771戸、半壊家屋4万9,275戸、流失家屋4,300戸、浸水家屋40万1,157戸、被害船舶2万7,594隻、昭和以降で伊勢湾台風に次ぐ2番目の被害の大きさ。
午前5時頃に高知県室戸岬付近に上陸、大阪と神戸の間に午前8時頃再上陸した。
再上陸時には満潮を過ぎていたものの、潮位は高かったことと、最大瞬間風速60m/sの強風により、4メートルを超える高潮が発生した。
高潮は、大阪港の築港路上の記録として30分の間に200cmを超える海水の流入があり、様ざまな影響で、大阪城付近まで湛水したという。
あまりの短時間での水位上昇に避難が間に合わず、大阪湾一帯で溺死した者は1,900名以上と推定されている。




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